インターネットを利用していると、
「海外のサイトを見ようとしたらアクセス制限があって困った…」
「自分のIPアドレスを直接相手に知られないように通信したい…」
といったシーンに出くわすことがありますよね。
そこで思い浮かぶのが「プロキシ」の活用。
そして検索するとよく目に入るのが「無料プロキシ」の存在です。
しかし、無料プロキシの利用には思わぬリスクやデメリットがあるかもしれません。
本記事では、無料プロキシの仕組みや注意点(リスク)を中心に解説しつつ、より安全性・利便性が高い方法として有料プロキシやVPNの概要も比較・紹介していきます。
「無料プロキシは本当に大丈夫なの?」と感じている方は、ぜひ読んでみてください!
目次
そもそもプロキシってなに?
「プロキシ(proxy)」とは、あなたの端末(パソコンやスマホ)とアクセス先のウェブサイトやサービスの間に入る“中継サーバー”のこと。
日本語では「代理サーバー」とも呼ばれます。
- 通常の接続:
あなたの端末 → インターネット上のサイトへ直接アクセス - プロキシを使った接続:
あなたの端末 → プロキシサーバー → インターネット上のサイト
プロキシが間に入ることで、アクセス先には「プロキシサーバー側の情報(IPアドレスなど)」が見えるため、実際のIPアドレスを相手に知られにくい状態になります。
特定のサイトや地域向けコンテンツのアクセス制限を回避する目的で使われることも多いです。
中継サーバーのイメージ
有料・無料にかかわらず、プロキシの仕組みは大まかに共通しています。
あなた(利用者)の代わりにプロキシサーバーが目的のサイトへリクエストを送り、受け取ったデータをあなたの端末へ返却する流れです。
具体的なイメージとしては、
- あなた:「〇〇サイトを開いてみたい」
- プロキシサーバー:「承知しました、こちらでサイトにアクセスしてデータを取ってきますね!」
- あなた:「ありがとう!これでページが表示されました」
という感じで、ネットワークの裏側では代理でやり取りが行われています。
プロキシをなぜ無料で提供できるのか
無料プロキシの中には、有志のボランティアで運営されているものや、広告収入・ユーザーデータの収集を目的に費用をまかなっているものがあります。
運営元の実態がはっきりしない場合もあり、そうした点が後で説明するリスクにつながることもあるので注意が必要です。
無料プロキシを使うメリット・デメリット
次に、無料のプロキシを使うメリット・デメリットを解説します。
メリット
- コストがかからない
名前のとおり「無料」で使えるため、初期導入のハードルはとても低いです。 - 簡単に試せる
ブラウザの設定を切り替えるだけだったり、Webサイト上のフォームにURLを入力するだけで利用できる場合が多く、手軽さがあります。 - すぐ結果が分かる
「海外のサービスをちょっとだけ試したい」といった目的なら、気軽にサクッと使ってみることも可能です。
デメリット
- 通信速度が不安定
無料プロキシには多くのユーザーが集まりやすく、サーバーへの負荷が高くなることが多いです。
その結果、接続が遅かったり切れやすいなど、不安定になりがち。 - 突然サービスが停止する恐れ
ボランティア運営などであれば、予告なくサービスが終了することもあります。
継続的に利用できる保証はほとんどありません。 - セキュリティ面での不透明さ
運営元の情報が乏しかったり、通信の暗号化が不十分だったりするケースがあり、情報漏洩や不正利用などのリスクが否定できません。
無料プロキシはセキュリティ面のリスクが大きい?
無料プロキシには使いやすさや手軽さがある一方で、セキュリティ面の不安が大きいという指摘が少なくありません。
ここでは主なリスクを4つに分けて紹介します。
1. 個人情報の漏えいリスク
プロキシサーバーは、あなたがアクセスするサイトや、そこへの入力情報(IDやパスワードなど)を中継します。
もし、そのプロキシ運営者や第三者が通信を盗み見ている場合、ログイン情報やクレジットカード番号などが抜き取られる可能性があります。
特に避けたいケース
- インターネットバンキングへのアクセス
- SNSやメールのログイン情報の送信
- ネットショッピングでのクレジットカード情報入力
こうした重要な情報を取り扱う場合、無料プロキシの利用はリスクが非常に高いです。
2. マルウェア感染の可能性
プロキシの運営サイトが不正プログラム(マルウェア)を仕込んでいる場合も、まったく可能性がゼロとは言いきれません。
アクセスしただけで自動的に端末にダウンロードされてしまうケースなども報告されています
セキュリティソフトで検知できればまだマシですが、更新が不十分な端末だと気づかずに感染する恐れがあります。
3. ログの保持・流用
プロキシサーバーは「誰が・いつ・どのサイトにアクセスしたか」を記録できる立場にあります。
運営元がはっきりしない無料プロキシだと、収集されたログがどのように扱われるか分からないのが現実です。
広告ビジネスに利用されたり、ひどい場合は第三者へ売却されるリスクも否定できません。
4. 暗号化されない通信
無料プロキシの中にはHTTPS通信がきちんと暗号化されないタイプも存在します。
ブラウザ上では一見「HTTPS接続」に見えても、実際には内部で平文のまま通信しているケースもあり、悪意ある第三者に傍受されるおそれがあります。
有料プロキシという選択肢もある
「無料プロキシは不安だけど、プロキシの機能自体は活用したい…」という方にとっては、有料プロキシも検討材料になります。
有料プロキシは下記のように、無料に比べてある程度信用性や安定性が高まる場合が多いです。
- 速度・安定性の向上
サーバー運営に費用が割かれているぶん、無料サービスよりも通信速度や接続の安定性が高い傾向があります。 - サポート体制の充実
企業が運営しているケースが多く、問い合わせフォームやチャットなど、何らかのサポートチャンネルが用意されている場合があります。 - プライバシーポリシーの明確化
お金を払って利用するサービスだけあって、個人情報の取り扱いを明確にしているところが多いです。
とはいえ、プロキシの性質上、通信自体を完全に暗号化する仕組みが必須ではないケースもあります。
そのため、特に機密性の高い情報をやり取りする際には、VPNほどの安全性を得られない可能性がある点は押さえておきたいところです。
VPNという代替手段:プロキシと何が違う?
プロキシと並んで「IPアドレスを変えてアクセス制限を回避する」「通信を安全にする」目的でよく使われるのが「VPN(Virtual Private Network)」です。
VPNはインターネット上に専用の暗号化された“トンネル”をつくり、やり取りするデータを保護します。
プロキシとの違い
- 通信が端末ごとフル暗号化される
プロキシの場合、HTTP(S)のブラウザ通信に限定されることが多く、暗号化が必須ではありません。
VPNであれば、基本的に端末全体の通信をトンネル内で暗号化し、外部に漏れにくくできます。 - さまざまなアプリ・サービスを保護可能
プロキシはウェブブラウザのアクセスのみを代理することが多いですが、VPNはメールアプリやメッセージアプリなど、あらゆる通信をVPN経由にできます。 - 海外サーバーへの接続で地域制限回避も可能
VPNサーバーが海外にあれば、その国からアクセスしているように認識されるため、海外限定コンテンツへの接続もスムーズに行いやすいです。
下記の記事では、「VPNとプロキシを違い」を誰にでも分かるように解説しています。利用シーン別にどちらを選ぶのかおすすめかまでわかる内容になっています。
VPNの仕組みやメリット、そして具体的な利用シーンについては、下記の記事でも詳しく解説しています。
無料プロキシ・有料プロキシ・VPN(有料)の比較
ここで、「無料プロキシ・有料プロキシ・VPN(有料)」を、表で比較してみましょう。
VPNについては、無料VPNと有料VPNで大きく異なるため、この章では「VPN(有料)」で比較しています。
【比較表】
※表は横スクロールできます
| 無料プロキシ | 有料プロキシ | VPN(有料) | |
|---|---|---|---|
| コスト | 無料 | 月額・年額などの費用が必要 | サービスに応じた月額・年額プランが必要 |
| 速度・安定性 | 利用者が集中しやすく、遅延や切断が起こりやすい | 費用が投じられている分、比較的安定 | 高速かつ安定した接続が期待できる |
| セキュリティ | 暗号化や運営元の実態が不透明なケースもある | 企業運営が多く、プライバシーポリシーやサポートが整備されている | 端末全体を暗号化トンネルで保護するため安全性が高い |
| 特徴 | 無料・手軽だが長期的信頼性や安全性には疑問が残る | 一定のセキュリティや安定性が得られるが、暗号化レベルはVPNに劣る場合あり | 国外サーバーなど多彩で、動画視聴や高負荷通信でも快適 |
| おすすめ利用シーン | 一時的・試験的に利用する程度 | ビジネスユースなどで安定したIP接続が求められるケース | 機密情報のやり取りや動画・海外サービス利用など幅広い |
無料プロキシは「費用がかからず導入しやすい反面、速度が不安定・セキュリティ面での不透明さもある」ことが特徴です。
一方、有料プロキシは「利用料が必要ですが、運営元がしっかりしていて速度やセキュリティが比較的高く、ビジネスユースなどでも使いやすい」という利点があります。
そしてVPN(有料)は「暗号化通信や高い接続安定性が期待でき、プライバシー保護にも強い」ため、国外サーバーへの接続や機密情報のやり取りなど、セキュアな通信が必要な場面で重宝します。
要するに、
- コストを抑えて一時的に使うなら無料プロキシ
- 安定性やセキュリティをある程度確保したいなら有料プロキシ
- より強固な安全性や高速通信が必要ならVPN
を検討するとよいでしょう。
無料VPNと有料VPNの違い
「VPNを使えば安全に通信できる!」といっても、実はVPNにも、無料と有料のサービスがあります
ここでは、その違いを簡単にまとめます。
無料VPNでよくある問題点
- 通信速度が遅い
サーバー数が少ないのに利用者が多いと、当然通信が混雑します。動画や高負荷作業は快適に使いづらいケースがほとんど。 - 利用者データの収集リスク
「なぜ無料で提供できるのか?」という疑問がつきまとうのはプロキシと同様。広告を大量に挟んだり、閲覧データを裏で売っている可能性が否定できません。 - サポート体制が乏しい
無料サービスでトラブルが起きても、問い合わせ先がない、もしくは十分なサポートが受けられないことが多いです。
無料VPNには「無料で利用できる」というメリットはありますが、それ以上にデメリットが目立つため、あまりおすすめできません。
もし利用される場合には、上記のリスクを踏まえた上で、自己責任で利用されるようお願いします。
下の記事では、無料VPNを利用するリスクについて詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
下の記事では、無料で使えるVPN接続サービスや、利用する際の注意点について詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。
有料VPNが優れているポイント
- 高速&安定性
多数のサーバーを世界中に配置していたり、設備投資が行き届いているため、安定した高速通信が可能。 - 通信の暗号化レベルが高い
OpenVPNやIKEv2やWireGuardなど、セキュリティの高いプロトコルを採用しているサービスが多く、機密性が高い。 - ノーログポリシーや外部監査
プライバシー保護に注力している会社が多く、利用者の通信履歴を残さない「ノーログポリシー」を明確に掲げ、外部監査を受けているところもあります。
現在、多くのVPNサービスが提供されていますが、コストパフォーマンスとセキュリティの強固さを考慮すると、MillenVPNが特におすすめです。

市場調査で、ユーザー満足度3冠を達成。
多数の利用者からの支持が証明されています。
(調査機関:日本マーケティングリサーチ機構)
具体的には、
- 海外からの接続で利用したいVPN
- 動画視聴に最適だと思うVPN
- セキュリティに期待できるVPN
という、VPNを利用する際に重要な3冠を獲得しています!
動画視聴をする場合でも十分快適な速度が出て、さらに月額396円〜と料金も安いことが特徴です。
※2年プランを選択の場合
もちろんデータ利用制限もありません。
また、ノーログポリシーを掲げており通信の秘匿性も高いことはもちろんのこと、VPNサービスの中でも珍しく運営会社が日本なので、日本の法律を遵守したセキュリティ対策もされていて安心感も高いです。
MillenVPNは、月額わずか396円~という手頃な価格で利用でき、信頼性が非常に高い最高品質のVPNサービスです。
【MillenVPNの料金プラン】
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 2年プラン | 396円/月 |
| 1年プラン | 594円/月 |
| 30日プラン | 1,738円/30日 |
| 15日プラン | 1,078円 /15日 |
| 7日プラン | 638円/7日 |
※2025年11月1日時点の調査内容です
※2年、1年プランの価格は割引価格です。更新時より通常価格となります。
※表示の月額利用料は、各契約期間の一括払い時の割引後の月当たりの料金です。
2年プランなら月額396円で長期利用できるため、リーズナブルに始められます。
また、30日プランで1,738円も手頃な価格ですが、コスパを重視するなら1年プランや2年プランのほうがお得です。
さらに、MillenVPNには7日や15日など短期間用のプランも用意されていますが、長期プランと比べると料金が高くなりやすいのでご注意ください。
この価格で、高度なセキュリティと優れた通信品質を手に入れることができるのは、大きな魅力です。
VPN接続サービス選びに迷っているなら、一度MillenVPNを検討してみてはいかがでしょうか。
MillenVPNは30日間の返金保証がついているため、安心してお試しいただけます。
MillenVPNのリアルな評判が気になる方は、下記の記事もぜひご覧ください。
実際の利用者の口コミやメリット・デメリットを詳しく解説していますので、検討中の方にとってきっと参考になるはずです。
下記の記事でMillenVPNを含む、当サイトが厳選したVPNサービス3社を徹底比較しています。
それぞれの特徴やメリット、利用シーンに合った選び方を詳しく解説していますので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
無料プロキシは初期費用ゼロでお手軽に使える反面、通信速度の不安定さやセキュリティリスクが大きく、長期的に利用するには心配が残ります。
有料プロキシならある程度の安全性や安定性を期待できますが、プロキシ固有の暗号化の弱点を完全に補えるわけではありません。
一方、VPN(特に有料VPN)では端末全体を暗号化することで、
- 機密情報のやり取りでも安心
- 動画や大容量データ通信も比較的快適
- 地域制限の回避がスムーズ
といったメリットを享受できます。
無料VPNも存在するものの、通信速度や運営の透明性を考慮すると、やはり有料VPNが無難な選択肢といえるでしょう。
その中でもMillenVPNは日本企業が運営しているためサポートが充実しており、世界中に設置されたサーバーで快適に通信を行えるとして注目されています。
- 無料プロキシ
コストがかからず手軽だが、速度やセキュリティ面でリスクが大きい - 有料プロキシ
無料より安定し、サポートも受けられるが、暗号化面ではVPNに劣る場合がある - 無料VPN
VPNを無料で利用できるが、速度やデータの取扱いが不透明になりがち - 有料VPN
通信の暗号化と安定性のバランスが良く、安全に利用できる
日本語サポートやノーログポリシーが明確なMillenVPNなどが特におすすめ
もし「海外のサービスを快適に利用したい」「プライバシーをしっかり守りたい」「ビジネスでセキュアな環境が必要」といったニーズがあるなら、ぜひVPNを検討してみてはいかがでしょうか。
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