この記事では、中国へ渡航する予定がある皆様に向けて、滞在中でも快適にネットを使うための、必要な知識・ツールをご紹介します。
※2025年1月5日時点の情報になります
結論としては、下記の点を理解しておけばOKです。
- 中国のネット規制が不便すぎて、VPNがないと日常生活に支障が出る
- 中国への渡航前にVPNの契約とインストールを行う必要がある
- 規制が強くなりVPNでも満足に繋がらないものがほとんど(有料でも)
- 日本人が中国渡航するならMillenVPNがベスト(繋がりやすさと費用など)
- 余力があればサブでもう一つ入れるのもあり(おすすめ2番目はUCSS、3番目はNordVPN)
- 普通のネット利用であれば違法性は気にしなくてよい(動画視聴、LINE、Google、Yahoo、SNSなど)
この記事では、なぜ上記のような結論になるのか、その詳細を初心者でも分かるよう解説していきます。
先に、簡単に記事の概要を説明しておきます。
この記事でおすすめしているMillenVPNを使えば、リーズナブルな費用で、安心、安定して中国でもネットやSNSを使う事ができるようになります。
中国で使うVPN選びは、何よりも「安定して繋がる事」を優先して選ぶべきです。
料金が安くても繋がらないと意味がないですし、サーバー台数などが豊富などのアピールポイントがあっても、中国での繋がりやすさとは関係していないことも多いからです。
当記事では、沢山のVPNの実際の使用感・リアルな評判を比較して、おすすめできるものを厳選してご紹介していますが、規制強化が激しい現在の中国では、大半のVPNサービスが繋がりやすさに不安がある状態です。(有料サービスを含めても)
記事の結論になりますが、そんな最近の中国での接続安定性では、MillenVPNとUCSSが飛び抜けて優れています。(理由は記事内で詳しく解説します)
この2社はどちらもおすすめですが、MillenVPNの料金(2年プラン:396円/月、1年プラン:594円/月、7日プラン638円/7日、15日プラン1,078円968円/15日、30日プラン1,738円1,298円/30日)は、満足に中国で繋がるVPNの中では最安クラス。
MillenVPNを利用する場合には、1年・2年プランなどの長期プランが、コスパが高くおすすめです。短期プランほど割高になってしまうので利用する際にはご注意ください。
UCSSは50GBの通信で36ドル〜と、かなり料金が高くなってしまうので、ほとんどの方には第一候補としてMillenVPNを推奨しています。
\中国でVPNを使うならコレ/
もし費用面に不満がなければ、どちらを選んでもOKです。また本当に最強の体制を作りたい方は、予備として2社とも契約するのがベストなのは間違いありません。(この2社をもってしても、中国の新たな規制が出た場合に、対応までに多少のタイムラグが発生するため)
この記事では、中国渡航予定で、VPNが必要な日本人の方に向けて、
- そもそもなぜ中国ではVPNが必要なのか
- 数あるVPNサービスの中でなぜMillenVPNを選ぶべきなのか
- その他のVPNとの決定的な違いは何か(サブとしてのおすすめしている2社も含め)
- 違法性やリスクについての事実
といった点について説明していきます。
VPNやネットワークについて知識がなく、「難しすぎてワケわからないよ〜〜!」という方にも、わかるように図解を盛り込んで理解できるように解説しますので、ぜひご覧ください^^
この記事の内容を読んでおけば、短期でも長期でも中国滞在中に「ネットやSNSが使えず困った…」という状況にならないですむようになります。
ぜひ最後まで御覧ください。
ちなみに、ネット規制の圏内である中国に入ってしまうと、VPNアプリを契約したり、インストールすること自体ができなくなりますので、必ず渡航前に契約・準備(インストール)をしておくように気をつけてくださいね^^
VPNについてはわかるから、中国で使えるおすすめVPNを早く知りたい、選ぶときの基準を知りたいという方は、記事の後半の「中国で使うのにおすすめのVPN」にジャンプしてください。
それでは、本題にはいりましょう!
ネットワークの難しい話が苦手な方も、この記事を読めば中国でのネット環境を安心して整えることができますので、ぜひご一読ください。
目次
中国渡航はとりあえずMillenVPNを入れておけば間違いない
まず結論となります。
これから中国に渡航をする方は、VPNを使わなければ、日本と同じようにスマホやPCを使うことができません。
聞いたことがある方も多いと思いますが、中国はネットの規制が厳しく、グレート・ファイアウォール(金盾)と呼ばれる情報検閲の仕組みがあります。
ファイア・ウォールというと、なんかスゲーやつ感がありますし、馴染みがないように感じると思いますが、実はみなさんの身近にあるものだったりします。
例えば、学校や会社のパソコンで、普通のウェブサイトにアクセスできないよう制限がかかっていることがあります。
(制限がなくても、勉強や仕事をサボって、ネットサーフィンしたり動画を見たり、買い物をしていることがバレた経験がある方もいるのではないでしょうか…笑)
(こんな感じで…笑)
これもファイア・ウォールの一種で、中国のグレート・ファイアウォールは、それの超巨大版と考えてもらえればOKです。
今はSNSやネットニュースなどによって世論が大きく動かされ、政治にも直接的に影響が及ぶこともあります。
そのために中国では「国内に住む中国人は、政府が許可した情報しか見ちゃダメだよ〜。」という統制を行うことになっていて、それを実行するためにグレート・ファイアウォールが設置されています。
例えるなら、親が子供にスマホを持たせるときに、エロサイトや暴力的な情報を見ないように、「セーフティーモードをつけたものを与えている」みたいなイメージです。それの巨大版なので、”グレートな”ファイアー・ウォールという事になります。
本来、このグレート・ファイアウォールは、中国国民のために情報統制を行うために作られているものです。
ただ、中国国内の全体にファイアウォールを設置しているため、どうしても旅行や仕事で滞在している外国人(私達日本人を含めて)も、自由にネットが使えない状態になっているわけですね。
中国で暮らしている中国人は、特にコレでも不便ではありません。なぜならもともとGoogleではなく百度(バイドゥ)で検索をしますし、LINEじゃなくてWeChatが一般的ですし、YouTubeではなくYOUKU(ヨウク)やbilibili(ビリビリ)で動画を見る事が多いからです。
SNSもネットも動画も、私達がよく使っているものの「中国版」を使っているので、検閲があっても特別不便なことがありません。
ですが、ほとんどの日本人は、Google検索やGメール、YouTube、HuluやNetflix、LINE、InstagramやTwitterが使えないと、まともに生活できないですよね。
中国版を使えといわれても、見たいコンテンツもないし、WeChatで連絡とれる友達もいないし…ということでやってられないわけです。
そこで、グレート・ファイアウォールの環境下でも、日本にいるときと同じようにネットが使えるVPNというアプリを、スマホやパソコンに入れる必要があるわけです。
記事の後半の「中国で使うのにおすすめのVPN」では、VPNを選ぶときにチェックするべきポイント、中国で使えるおすすめVPNをお伝えしています。
\中国でVPNを使うならコレ/
なぜVPNを使うと中国でもネットが使えるのか
グレート・ファイアウォールは、複数の技術と手法を組み合わせて、インターネットのコンテンツと通信を監視、制御し、検閲を行います。
初心者でも理解できるように、簡単にイメージをお伝えしましょう。
制限①:特定のサイト・URLへの接続制限
例えば、特定のIPアドレス(サーバーやパソコンなどの機器に割り当てられている住所)やウェブサイトURLを指定して、そのサーバーやウェブサイトにアクセスすると、自動で別のページに飛ばされるように設定されています。
要は、Googleにアクセスしたら接続できないように設定したり、LINEに接続したら接続できないように設定したりというものです。
実際に、普通に中国からこれらのサイトやSNSに接続すると、こんな感じでエラーになります。
↓こんな感じ(LINEに接続したらエラー)↓
↓こんな感じ(Facebookに接続したらエラー)↓
↓こんな感じ(Amazonに接続したらエラー)↓
これは、「このサイトにアクセスしたら全部接続できないようにするぜ」とグレート・ファイアウォールで設定されているために起こる現象です。
制限②:キーワードやフレーズでの制限
特定のサイトへの制限以外にも、言葉やフレーズによる制限もかかっています。インターネット上で送受信される通信の中身を検査し、特定のキーワードやフレーズが含まれている場合、その通信を遮断します。
私達が普段使っているTwitterやYouTubeでも、過激な表現やアダルト的な表現を含む内容がある場合、表示されなかったり、警告が出たりするものを見たことがる方もいると思います。
同じような仕組みで、中国政府が特定の言葉や内容を含むウェブサイト、SNSなどを表示できないようにグレート・ファイアウォールで設定されています。
VPNを使うと、中国でも普通にネットが使える理由
VPNを使うことで、これらの制限をある程度、回避することができます。
最もわかりやすいものでは「LINEやGoogle、Facebookなど、ここに接続するのは全部見れないようにしとくぜ」みたいな、ザックリとした制限を回避することができます。
わかりやすいイメージをお伝えしておきましょう。
VPNのアプリを入れることで、直接見たいサイトにアクセスするのではなく、まず一度VPNサーバーを経由して接続するように変わります。
ザックリとしたイメージは画像の通りですが、少し細かく説明しておきましょう。
上の画像のようにVPNを使った通信の場合、あなたがスマホからInstagramにアクセスしたとしても、「VPNサーバー」にアクセスしているようにしか見えません。
VPNサーバーとあなたのスマホの間の通信においても、VPNの暗号化のおかげで、その通信内容は暗号化されていて分かりません。
グレート・ファイアウォールの目線で見ると、あなたは「VPNサーバーにアクセスしているが、何を見ているかは分からない」という状態になります。
実際は、VPNサーバーからあなたのスマホにInstagramの画像が送られてきているので、あなたは普通にそれを見ている状態になっています。
要はInstagramにアクセスしている事、Instagramで友達の投稿を見ていることが分からないので、規制にかからないということになります。
中国で使うのにおすすめのVPN
これまで簡単にVPNとグレート・ファイアウォールの関係について解説してきました。
ここからが本題の、中国渡航前にインストールしておくべきおすすめのVPNについてご説明していきます。
何度もお伝えしている通り、結論としてはMillenVPNが一番おすすめで、予算に余裕があればサブとしてUCSSやNordVPNを利用するのが良いでしょう。
\中国でVPNを使うならコレ/
なぜそのような結論になるのかをご説明します。
VPNを選ぶ時の優先順位
中国で使うVPNを選ぶとき、何よりも最優先するべきなのは「自分が見たいサイト、使いたいSNSがちゃんと見れる」ということです。
安さやスペックなどごちゃごちゃと比べても、いざ中国でスマホやPCを開いたときに、見たい動画が見れない、使いたいSNSが繋がらない…となったら何の意味もありません。
とにかく中国で使うVPNを選ぶときは、「自分が使いたいサイトやSNSに、ちゃんと繋がる事」が最重要の条件です。
中国で使う場合、VPNによって繋がる・繋がらないにめっちゃ差が出る
記事の前半では、なぜVPNを使うとグレート・ファイアウォールの中でも、普段と同じようにネットやSNSを使えるのかを説明してきました。
ここまでの説明だけだと、「どのVPNでもいいんじゃないの?」となると思いますが、現実はVPNサービスによって繋がる繋がらないに、ものすごく差があります。
- このVPNはGoogleは見れるけど、SNSが使えない…
- 繋がるけど、めっちゃ通信が遅くて話にならない…
- 有料VPNなのに、検索もSNSも全部繋がらない…
なんてことが普通にあります。(むしろこっちのほうが多い)
なぜこのような状況が起きるのかというと、グレート・ファイアウォールがVPN接続にも制限をかけているからです。わかりやすいものは下記の2つです。
- VPNサーバーそのものへの接続の制限
- 暗号化された通信に対する制限
前半でお伝えしたとおり、中国のグレート・ファイアウォールには、特定のIPアドレスやURLに制限をかける機能があります。これをVPNサーバーそのものに適用させることで、制限をかけることができます。
また、VPNサーバーを使った通信は、その内容が暗号化されるので、その暗号化通信に制限をかけるという手段もとられることがあります。
ということで、中国で安定して、SNSやウェブサイトにアクセスが見れるVPNサービスは、規制がかかるたびに制限を回避できるように、常にアップデートを繰り返しています。
この規制と回避は常にいたちごっこ状態なので、常に繋がるかどうかをチェックして、頻繁にアップデートを行っているVPNサービスを選ぶ必要があるわけです。
もともとVPN自体は中国の通信のために生まれたサービスではありませんので、「中国で利用するユーザーのニーズを大事にしていて、積極的にアップデートをしているVPNサービス」を選ぶのが大事なポイントになります。
おすすめVPN比較(中国活用との相性)
ここからは主要なVPNサービスについて具体的に解説していきます。
中国利用に特化オプションで繋がりやすさNo.1:MillenVPN
この記事で一貫しておすすめしている通り、中国渡航に最もおすすめなのはMillenVPNです。
\中国でVPNを使うならコレ/
MillenVPNが中国での利用にベストである理由はこちらです。
- 日本企業が日本人の中国利用ニーズに特化してサービスを作っている
- 検閲回避能力が高い「OpenConnect」で中国対応している(グレート・ファイアウォールに特に強い)
- 運営会社が常に動画サービス、SNSへの接続状況をチェック、公開している
- アップデートが頻繁で規制への対応が速い(公式Twitterアナウンス)
- 速度が速い
- これだけのシステムでリーズナブルな費用
- 当然、サポートや説明も日本語
- スマホ・PCに対応
- 日本の有料VPNで珍しいノーログポリシー
それぞれについて解説します。
下記の接続テストのように実際にさまざまなウェブサイト、SNSにアクセスすることができます。
日本企業が日本人の中国利用ニーズに特化してサービスを作っている
まず最も重要なポイントは日本の会社が、日本人の中国利用というニーズに向けてサービスを作っているという点です。
この記事でも紹介しますが、今、質が良く人気の高いVPNサービスのほとんどは海外製のものです。
そのため、日本人以外には最適化されていても、日本人の細かいニーズへの対応がイマイチであるケースが多々あります。
具体的にいうと、LINEやAbemaTV、日本版のNetflixなど、日本人の利用者にしかニーズがないようなインターネットサービスやSNSについての接続を、積極的にチェックしてアップデートしているわけではありません。
ほとんどのVPNサービスは、世界のユーザーに向けて作られているので、日本人しか利用しないようなサービスについての対応は、優先度でいうとどうしても低くなってしまいます。
その点、MillenVPNは日本企業が日本人ユーザーのためだけに作っているサービスなので、それらのネットサービス、SNSへの対応を最重要視しています。
このような背景から、これからご紹介するような日本人が中国で利用するのにベストな特徴を持っているわけです。
国際的に利用されているようなInstagramやFacebook、Googleなどへの対応力でいうと、後ほどご紹介するUCSSやNordVPNも、MillenVPNと同じようなスペックになります。
ですが、あまり世界的に利用者がいないような日本人向けのネットサービスやSNSの規制への、対応速度に差が出ることがあります。
先程から、中国で利用するVPNを選ぶときは、何よりもまず「繋がりやすさを重視する」ことが重要だとご説明してきました。
これに少し付け加えると「私たち日本人が、普段使いたいサービスへの繋がりやすさ」という視点が大切になります。
その点、全世界のユーザーをターゲットにしているサービスよりも、基本的に日本人だけに焦点を当てているMillenVPNの方が、小回りがきいた改善を繰り返してくれます。
検閲回避能力が高い「OpenConnect」で中国対応している(グレート・ファイアウォールに特に強い)
何度もお伝えしている通り、中国で利用するVPNを選ぶときに一番大事なことは、繋がりやすさです。
より具体的に言うと、グレート・ファイアウォールの検閲を回避する能力が高いサービスを選ぶことが重要になります。
この点、MillenVPNは、中国での利用に特化した「MillenVPN Native OpenConnect」という無料で使えるオプション機能を持っています。
これは通常のMillenVPNを、中国利用に特化してカスタマイズされた機能で、検閲回避の能力に最も優れている「OpenConnect」と呼ばれる規格が採用されています。
このオプション機能の追加により、MillenVPNは特にグレート・ファイアウォールのある中国での利用に強いサービスになりました。(中国のネット規制強化に対応して2022年10月に採用)
OpenConnectは、他の通信規格(PPTP、L2TP/IPSec、IKEv2/IPSec、OpenVPN、WireGuard)と比べて安定性と、検閲を回避するのに適したプロトコル(規格)となっていて、中国での利用には最も適した通信を実現することができます。
MillenVPNが中国利用におすすめの理由は、現時点でのスペックももちろんですが、何よりも「中国での規制強化にいち早く対応して、いち早くOpenConnectを導入する」という改善の速さ(対応力)とも言えるでしょう。
運営会社が常に動画サービス、SNSへの接続状況をチェック、公開している
MillenVPNと他のVPNサービスとの大きな違いとして、常に接続できる動画サービス、SNSをチェックして、公式サイトで公開しているという点が挙げられます。
下記は公式サイトより抜粋した表ですが、このようにリアルタイムで接続できている国、サービスを公開しています。(最新版は公式サイトをご確認ください。)
これらの表が確認できることももちろん重要ですが、なにより運営元が、わざわざ日本人の利用者が多いサービスへの接続を常にモニタリングしているという点が安心できるポイントといえるでしょう。
通信が速い
VPNを選ぶときは、ただ単に繋がるだけではなく、ストレスのない通信速度が出るかどうかが重要になります。その点、MillenVPNは速度面も非常に評価が高く、中国での利用に優れていると言えます。
少し技術的な話になりますが、下記が速度が十分に速い理由になります。
- 広範なサーバーネットワーク:
MillenVPNは世界中に多数のサーバーを展開しており、これによりユーザーは物理的に近いサーバーに接続できます。通常、近いサーバーへの接続は遅延が少なく、速度が速いため、通信速度が向上します。 - サーバーの最適化:
MillenVPNは、サーバーの帯域幅やパフォーマンスを最適化しています。これにより、高速で安定した接続が提供され、通信速度が向上します。 - 複数のVPNプロトコル:
MillenVPNが複数のVPNプロトコルをサポートしていることも、通信速度が速い理由の一つです。ユーザーは、自分の状況やデバイスに最適なプロトコルを選択し、最適なパフォーマンスを得ることができます。 - トラフィックの最適化:
MillenVPNは、トラフィックのルーティングや最適化を行っており、通信速度を向上させています。これにより、データの転送が効率的に行われ、通信速度が速くなります。
これだけのシステムでリーズナブルな費用
MillenVPNは費用面も優れています。
- 料金
2年プラン:396円/月
1年プラン:594円/月
30日プラン:1,738円1,298円/30日
15日プラン:1,078円968円/15日
7日プラン:638円/7日 - 支払い方法
クレジットカード/PayPal/銀行振込 - アプリ対応
Windows/macOS/Android/iOS - 同時接続可能台数
無制限
※2024/11/25(月)より最大10台から無制限に - 日本語サポート
対応している - 全額返金保証期間
30日間
費用面でいうと、30日プランでいうと、海外製の優良VPNであるNordVPN(1か月:2,277円)、ExpressVPN(1か月:12.95ドル)よりも、数百円安い状況です。
1年以上の長期プランで契約すると、各社の半額ほどの料金になるため、相当お得だといえるでしょう。
また、7日プラン・15日プランなど、他社にはないような多くの短期利用プランを選ぶことができます。
プランの選び方ですとMillenVPNであれば、2年プランや1年プランが、料金的に圧倒的にお得なのでおすすめです。
短期プランは、2年プランや1年プランと比べると、かなり料金が割高になってしまいますので注意してくださいね。
短期の30日プランで言うと、スイカVPN(1か月:1,045円)など、もう少し安いサービスがありますが、「OpenConnect」を採用していたり、接続できるサービスを常にチェックしている事、さらに日本語でのサポートなど、総合的に考えると間違いなくコスパは最強と言って間違いありません。
サポートや説明も日本語
この点も、VPNを利用するときに、地味に大きいポイントかと思います。
日本人におすすめのVPNは、強力な海外勢であるNordVPN、UCSS、ExpressVPNに加えて、日本勢のMillenVPNが入っているというのが妥当な見方になります。
ExpressVPNは中国での繋がりやすさという面ではどうしても他の3社に劣るため、除外するとして、NordVPN、UCSS、MillenVPNの3社が第一候補と考える方が多いです。
その中でも、NordVPN、UCSSは、特別日本人に向けて作られたサービスではないので、どうしてもサービスもサポートも英語主体で作られています。
公式サイトを見てもらえればわかりますが、英語を自動翻訳したような海外サービス感がありますので、困ったときの対応に少し不安がある部分があります。
英語が堪能な方はこの点は考慮する必要はないですが、日本人ユーザーにとっては、やはり日本人向けのサービスの方が安心感があるのは間違いないでしょう。
日本の有料VPNで珍しいノーログポリシー
これは中国での利用に限った話ではないのですが、VPNサービスを選ぶ上で重要なポイントの一つに「ノーログポリシーの有無」があります。
VPNのノーログポリシーとは、VPNサービスがユーザーのオンライン活動に関する情報を記録、保存、追跡しないというポリシー(約束)のことです。ノーログポリシーは、プライバシー保護やオンラインセキュリティの観点から重要な要素とされています。以下に、ノーログポリシーの重要性を説明します。
■プライバシー保護
VPNを使用する主な目的の1つは、オンラインでのプライバシーを保護することです。ノーログポリシーを持つVPNサービスは、ユーザーのオンライン活動を追跡や記録していないため、第三者に情報が漏れるリスクが低くなります。これにより、ユーザーは安心してインターネットを利用することができます。
例えば、仕事でのメールやデータのやりとり、ネットバンキングやクレジット情報など、私達はネットを使う上で絶対に他人に盗まれてはいけない情報がたくさんあります。
VPNサービスを利用すると、その運営会社のサーバーを経由して通信を行うので、悪い運営母体の場合、それらの情報を抜き取ることができてしまいます。
情報を抜き取ってしまえば、売買されたり取引されるリスクも有るため、運営元が信頼にたる会社かどうかというのは非常に重要なポイントとなります。
■法的要請への対応
ノーログポリシーを持つVPNサービスは、政府や法執行機関からの要請に対して、ユーザーのオンライン活動に関する情報を提供することができません。これは、ユーザーの情報が記録されていないためです。これにより、ユーザーのプライバシーはさらに保護されます。
この点もMillenVPNをおすすめする理由の一つです。NordVPNやExpressVPNなどの海外サービスは、運営会社がパナマなどのタックスヘブンに登記されていたり、2重以上のシェルカンパニーであったりと、運営にブラックボックスの部分があります。
タックスヘブンに登記されている会社は、企業情報の開示が制限されていることが一般的です。そのため、企業のオーナーシップや財務情報が不透明になり、不正行為や詐欺のリスクが高まります。
タックスヘイブン国で登記された企業は、一般的に規制が緩やかであるため、不正行為や違法なビジネスが横行しやすい環境にあります。これにより、投資家や取引先が損失を被るリスクが高まります。
また、タックスヘブンに登記すると税負担を軽減することができますが、これが税逃れや違法な資金移動に利用されることがあります。
また、物理的にはマネーロンダリングや資金洗浄、犯罪組織への資金供与などの犯罪行為に関与しやすい環境であるため、できることならばこのような国ではなく、日本に登記されているような透明性が高い会社のサービスを使いたいところです。
■セキュリティ
ノーログポリシーを持つVPNサービスは、記録を残さないのでデータ漏洩のリスクが低くなります。ユーザーのオンライン活動に関する情報が保存されていないため、ハッカーやサイバー犯罪者による攻撃の対象となる可能性が低くなります。
■信頼性
ノーログポリシーを持つVPNサービスは、ユーザーのプライバシーを重視していることを示しており、信頼性の高いサービスと考えられます。ユーザーは、自分のオンライン活動が適切に保護されていると感じることができます。
このようにノーログポリシーは、プライバシー保護やオンラインセキュリティに重要な役割を果たします。しかし、すべてのVPNサービスが真実を述べているわけではないため、ノーログポリシーを謳っているVPNサービスを選ぶときには注意が必要です。
このあたりの安全性まで考慮すると、やはり私達日本人が利用するならば、日本で登記されて、日本の法律が適用される日本企業のサービスを使うのが安心であることは間違い有りません。
総合的に考慮すると、MillenVPNが第一候補
このように大きな特徴だけを並べてみても、中国で安心してVPNを利用する事を考えると、日本製でなおかつ、繋がりやすさがトップレベルであるMillenVPNを選択するのがベストだと判断できるかと思います。
よほど特殊な用途がない限り、まずはMillenVPNを入れておけば安心なので、ぜひ公式サイトより利用してみてください。
\中国でVPNを使うならコレ/
また、中国でネット・SNSを使うために、MillenVPNを実際に設定する手順について、下記のサイトでわかりやすく解説していましたので、使い方を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
また、下記の記事で、MillenVPNを使って中国からネットやSNS、動画サービスに接続する方法が詳しく解説されているので、ぜひこちらも御覧ください。
【Googleサービスの利用手順こちら】
【5分で解決】中国でGoogleが使えない理由と対処法!国産VPNを利用して安全に使おう
【YouTubeの利用手順こちら】
【超簡単】中国からYouTubeを見れる最強の方法!見れないときの対処法はコレ
【 Netflixの利用手順こちら】
【2025年最新】Netflixを中国から見るベストな方法!見れないときの対処法はコレ
【 LINEの利用手順こちら】
【最新】中国でLINEを使えない理由と対策法!5分で使えるようになる最強の方法を伝授
【SNS(インスタグラム、Facebook、Twitter)の利用手順こちら】
中国の規制回避力が高いが、通信量制限が弱点:UCSS
中国で通信をするときに2番目におすすめなのがUCSSです。
実はVPNではなく、Shadowsockという検知されにくい暗号化技術を使った、韓国のセキュリティ会社が運営するサービスです。
利用者が多いVPNと比べても、検知されにくいという特徴があるため、中国のグレート・ファイアウォールの回避能力も高く、中国から世界中のインターネットにアクセスしたいという方に人気があります。
大まかに特徴を並べると下記のとおりです。
- 中国の規制(グレート・ファイアウォール)を回避する能力はトップレベル
- その代わり料金がメチャ高い
- さらに通信量制限があるのでコスパが悪い
簡単にご説明します。
中国の規制(グレート・ファイアウォール)を回避する能力はトップレベル
UCSSはそもそも、中国のグレート・ファイアウォールを回避して自由に通信を行うことを目的に作られているので、その回避能力はトップレベルと言えます。
MillenVPNが採用しているOpenConnectと比較しても、UCSSと比べると回避能力は優れている可能性があるくらいで、最強といって過言ではありません。
ただし、UCSSは日本人に向けたサービスではないため、日本人が見たいサイトやSNSへの対応という点まで考慮すると、どちらが強いかは非常に微妙なラインとなります。
総合的なイメージでいうと…
UCSSは普通のVPNよりは格段に回避能力が高く、VPNで最強クラスのMillenVPNのOpenConnectにも勝っているレベル。
ただ、日本人ユーザーだけに焦点を当てると、そこまで手を回してくれているわけではないので、ほぼ同じか、むしろMillenVPNのほうが日本人の見たいものへの対応力は高いかも…。
という認識でよいでしょう。
料金の高さと、通信量制限がマイナスポイント
MillenVPNと費用面が同じであれば、UCSSを第一候補としておすすめできるくらいハイスペックではあるのですが、残念ながら両者にはかなり金額の差があります。
UCSSの料金表は下記です。
【UCSSの料金表】
3ヶ月 | 12ヶ月 | |
---|---|---|
50GB | $36 | $108 |
100GB | $49 | $147 |
200GB | $84 | $252 |
300GB | $126 | $378 |
400GB | $168 | $504 |
500GB | $210 | $600 |
一番小さなプランでも、50GBの36ドル。
この記事を執筆している時点で、1ドル133円くらいなので、50ギガで4788円と、ドコモ・ソフトバンク・auの大容量プラン並の高額な料金になってしまいます。
動画視聴やゲームをする事などを考慮すると相当な割高になってしまいますし、LINEやメールしか使わないという方にとっても、このコストはちょっと割に合わないかな〜…というのがリアルなところだと思います。
他のVPNサービスが中国の規制回避の能力が低ければ、この価格差でもUCSSを選択して良いと判断する方も多くなると思いますが、MillenVPNのOpenConnectのように、近いレベルで回避能力があるサービスが存在することを考えると、ちょっと割高すぎるかなという印象になります。
実際、SNSなどを見ても、使いたいけど流石に高すぎる…という意見が多いようです。
日本人以外の人から見れば中国でネットを使うなら第一候補にあがるサービスなので、目的によってはかなりおすすめできるサービスです。
世界的に利用されているが、中国利用では若干劣るか:NordVPN
いろいろな国の人に「VPNといえば?」と質問すると、最初に名前が出てくる可能性が最も高いものの一つがNordVPNです。
間違いなくトップクラスに有名なサービスなので、とりあえずNordVPNを第一候補にしている方も多いかと思います。
サーバー数も圧倒的で、70カ国以上、5,000以上のサーバーを提供しており、多くの国で高速な接続が可能なので、”用途を絞らなければ”おすすめのVPNの一つです。
ただ、中国での利用という面を考慮すると、第一候補とは言えないのがリアルなところかと思います。
日本人が中国で使うという側面から、NordVPNの特徴を上げてみると下記のとおりになります。
- 知名度は間違いなくトップレベル
- 中国の規制回避の能力はUCSSやMillenVPNよりは劣るか…
- 日本人が見たい動画・ネット・SNSに特化していない
- 費用面はMillenVPNより若干高い
- 運営元がタックスヘイブンのパナマである(若干不安)
- 24時間年中無休のチャットサポートがある(英語メインだけど)
簡単にこれらについて説明しておきましょう。
知名度はトップだが、中国利用には若干弱い
先程ご紹介したとおり、世界的な知名度は間違いなくトップレベルです。
ただその分、中国の規制回避であったり、日本人が使いたいサービス(日本版の動画サービス、LINEなど)という細かいニーズに焦点を当てているわけではありません。
実は、日本人と世界の人々のVPNの利用目的には若干の違いがあったりします。
日本人がVPNを使う目的の多くは、「中国でも普段どおりネットを使いたい」というものと、「日本から海外版の動画サービスを見たい」「海外に住んでいるけど日本の動画サービスを見たい」というものが多いです。
例えば同じNetflixでも、海外版にアクセスすると日本では見ることが出来ないジブリ作品を視聴できたりします。また、その逆で海外に住んでいる人が、ワールド・カップやWBCを見るときには、AbemaTVでしか放送されていなかったりすることもあります。
日本人がVPNを利用する目的はこのあたりのニーズが多いのですが、海外でのVPNのイメージは何よりも「セキュリティ」や「匿名性」を重視していたりします。
街中のFree Wi-Fiで仕事をするときに、不正に個人情報や通信を見られないことや、政府や企業に情報を監視されないで自由に発言や閲覧ができること…といったニーズがVPNの利用目的で多いものです。
NordVPNは最も大きな市場である、これらのニーズをメインにしているため、「中国での規制回避」さらにその中でも「日本人しか視聴しないもの」への対応を重視しているわけではありません。
この辺の企業としての背景からも、日本人が中国でVPNを使うという視点では、おすすめしている2社よりは劣るような状況になっています。
費用面は、MillenVPNよりも若干割高になる
NordVPNとMillenVPNの料金は下記のとおりです。
【料金の比較】
NordVPN | MillenVPN | |
---|---|---|
2年 | 594円/月 | 396円/月 |
1年 | 1,003円/月 | 594円/月 |
30日 | 2,277円/30日 | |
15日 | なし | |
7日 | なし | 638円/7日 |
MillenVPNと比べると、どのプランも若干割高になります。
また、7日プラン・15日プランなど、短期利用プランの充実度も、MillenVPNの方が優れています。
UCSSよりはかなり安いですが、中国での利用においてはMillenVPNと比べて優れているポイントが特に無いので、おすすめ度としては3位くらいといった印象になります。
運営元がタックスヘイブンのパナマである(若干不安)
記事の途中で解説している通り、海外のVPNサービスの多くはタックスヘイブンと呼ばれるエリアで登記・運営されています。
NordVPNもその一つでパナマで登記されているため、規制が緩やかで、不正行為や違法なビジネスが横行しやすい環境にある企業という側面は拭いきれません。
ノーログポリシーは明記されていますが、そもそも適用される法律が規制が緩やかな国のものになるので、その運営実態がどのようなものかはブラックボックスというのがリアルなところです。
VPN業界では大きな企業の一つなので、無名の怪しい会社というわけではありませんが、日本企業と比べると信頼性に不安があるという側面は拭えないでしょう。
24時間年中無休のチャットサポートがある(英語メインだけど)
NordVPNの強みとしてチャットサポートがついているという点が挙げられます。MillenVPNやUCSSには24時間対応のサポートはないので、この点は良いポイントでしょう。
ただ、これも英語が主体であることと、自動応答ボットのやり取りが中心になるので、めっちゃ便利かというと「そこまで…」という感じでしょう。
その他、名前がでてくるVPNサービスの評価
下記は、その他で中国での利用の際に名前が出てくることがあるVPNサービスです。ここまで説明した点を考慮すると、おすすめトップ3社の方がおすすめできます。
全く名前が出てこないと比較していないのではないかと、迷う方もいるかと思いますので、下記に簡単に紹介しておきます。
いずれにしても、中国への対応状況、使えるサービスが公開されている事を考慮するとMillenVPNが一番で、二番目に規制回避力がトップのUCSS、三番目に世界的大手のNordVPNというおすすめ順は同じです。
■かべネコVPN
OpenConnectに対応している日本の法人。対応状況や運営ブログも更新されていて信頼性がある。MillenVPNと比較できそうなレベルの唯一の国内サービス。
■ExpressVPN
世界的に有名なサービスだが、同じタイプであるNordVPNと比べても、中国での利用は繋がらないという声が多く、おすすめできない。
■スイカVPN
OpenConnectに対応している。日本法人だが、運営会社の情報が少ない。サーバー台数などもMillenVPNなどと比べると少なめの印象。
■セカイVPN
古くから運営していて安心感のある日本法人だが、中国の利用に関してはMillenVPNのほうが評判も多く特化している。
中国でVPNを使うことは違法?リスクはある?
最後に、よく質問される「中国でのVPNの利用の違法性、リスク」について解説しておきましょう。
結論を述べると、下記の点を知っていればOKです。
- 2017年以降、中国政府は未承認のVPNサービスの使用を禁止している
- 中国国内の企業がVPNサービスを提供する場合、政府の許可が必要
- 承認されていないVPNサービスを利用することは、法律に違反する可能性はある
なので、中国でVPNを利用すると罰金や拘留などの法的なリスクはあります。
ただし、これまでのところ、外国人観光客や一般市民がVPNの使用によって罰せられたケースはほとんど報告されていません。
また、どちらかというとVPNユーザーを直接対象にするというより、中国国内の企業がVPNサービスを提供することに対する規制というニュアンスが強いです。
もろもろの事情を考慮すると、一般的な解釈として「実際には、日本人を含む外国人が、VPNの利用で罰せられた事例は聞いたことがないので、普通にみんな使ってるよ」というのが現状です。
実際に、TwitterやQ&Aサイトを見てみればわかりますが、留学生や中国に赴任しているビジネスパーソンも、中国に住んでいる日本人もバリバリとVPNを使っています。
中国に渡航する外国人にとってみると、普通に考えてVPNを使わないとまともにネットが使えないのと同じなので、みんな当たり前に使っているという状況です。
あくまで一つの見方ではありますが、中国政府のネット規制は、そもそも自国民に対するものですので、私達外国人への規制をすることが目的ではありません。
逆に完全にネットを封鎖してしまえば、国外の企業やビジネスパーソンは入ってこれなくなり、中国政府としても、もっと困る状況になるでしょう。
ということで、一応、法律上は規制があるが、現実的に日本人を含む外国人が、VPN無しで中国で暮らすことはできないので、普通に黙認されている…というのが実態となります。
また、グレート・ファイアウォールの仕組みとしても、本気を出せば完全に中国国外のネットと遮断しようと思えばできるわけですので、VPNを使えば回避できるという点においてもある程度、黙認しているという見方をするのが一般的です。
最終的には個々人が判断するしかありませんが、現状、日本人はもちろん、それ以外の多くの中国渡航者がVPNを使って、ネットやSNSを利用しているので、大きなリスクはないと見ている方が多い状況といえるでしょう。
ただし、検閲が厳しい国ですので、政治的な発言などの危険な書き込みやコミュニケーションがあると、VPNの利用とは別の意味でリスクがありますので、その点には気をつけるべきだと言えます。
総括すると、記事の冒頭で解説している通り、「一般的なネット利用であれば、みんなやっているよ」という解釈でよいでしょう。